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ギフテッドの子は学校で傷つきやすい?IQ145の娘が友達関係で悩んだこと

ギフテッドの子は学校で傷つきやすい?IQ145の娘が友達関係で悩んだこと
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「笑われた」「バカにされた」「あんなことを言われた」小学校に入ってから、娘は友達との出来事で傷つくことが増えました。

友達と遊ぶこと自体は大好きです。それでも、相手の何気ない言葉や笑いを強く受け取り、悔しさがなかなか消えません。

勉強ができれば、学校生活にも困らない。以前の私は、どこかでそう思っていたのかもしれません。

しかし実際には、学習面の早さと、同年齢の集団の中で気持ちを調整する力は別でした。

この記事では、IQ145の娘が学校や友達関係で傷ついた実体験と、わが家が先生に伝えるときに意識していることを書きます。

※この記事は、田中ビネー知能検査でIQ145だった娘の学校生活をもとにした体験談です。ギフテッドの子ども全体に当てはまるものではありません。

ギフテッドの子が全員、学校で傷つきやすいわけではない

まず、ギフテッドであること自体が、不安や抑うつの高さを決めるわけではありません。

ギフテッド群と一般群を比較した研究をまとめたメタ分析では、不安・抑うつともにギフテッド群が一律に高いとはいえない結果が報告されています。
参考:Anxiety and Depression in Gifted Individuals: A Systematic and Meta-Analytic Review(Duplenne et al.)

つまり、「ギフテッドだから学校で必ず苦労する」とは言えません。

一方で、その子の考え方、得意不得意、教室環境、友達との組み合わせによって、具体的な困りごとが生まれることはあります。

娘の場合は、強い負けず嫌い、ルールへの厳しさ、言葉を深く受け取るところ、友達に合わせることの苦手さが、集団生活の中で重なっていました。

IQ145の娘が学校で傷ついた場面

笑われたり負けたりすると、悔しさが長く残る

娘は、男子から笑われたと感じたり、追いかけっこで負けてバカにされたと受け取ったりすると、とても強く悔しがります。

相手に悪意があったのか、ただその場で笑っただけなのか、大人には判断できないこともあります。

しかし娘の中では、「笑われた」「自分を下に見られた」という出来事として残ります。

「気にしなくていいよ」と言っても、簡単には切り替えられません。正しいか間違っているかをすぐ決めるより、まず娘が何を見て、どう受け取ったのかを聞く必要がありました。

ルールを守らない子を許せず、すぐ先生に伝える

娘は、クラスのルールを守っていない子に厳しいところがあります。

「先生がダメと言っていたのに、どうしてするの?」と納得できず、先生に伝えに行くこともあります。

ルールを守ろうとすること自体は悪くありません。ただ、子どもの集団では、毎回すべてがルールどおりに進むわけではありません。

そのたびに強く反応すると、本人が疲れるだけでなく、友達から「すぐ先生に言う子」と見られる可能性もあります。

わが家では、危険なことや誰かが本当に困っていることは先生に伝えてよい。それ以外は、自分で一度言う、少し離れる、大人に相談するなど、場面を分けて考える練習をしています。

友達は好きなのに、相手に合わせるのは苦手

娘は友達と遊びたがります。

けれど、自分が相手に合わせて遊ぶよりも、自分の考えた遊びについてきてくれる子を好みます。

本人には「一緒に楽しく遊んでいる」という感覚があっても、相手は途中で別の遊びをしたくなっていることがあります。娘がそのサインに気づかず、「全部自分についてきて」となることもありました。

人の気持ちを深く考えられる面があっても、実際の遊びの中で相手と交渉する力は、まだ小学生として育っている途中です。

ここを「頭がいいのに、なぜわからないの?」と考えると、親も娘も苦しくなります。

嫌だったことをメモにして、先生へ相談した

娘は、友達に言われて嫌だったことをメモに書き、先生へ相談しました。

私は最初、そこまでするほどの出来事だったのだろうかとも思いました。

しかし先生は、入学後1学期の頃から娘の繊細さに気づいていました。絵や音楽、人の気持ちを深く感じ、それを自分の言葉で発表できることも評価してくださっていました。

「傷つきやすいところ」だけでなく、「深く受け取れる力」まで見てもらえていたことに、私は救われました。

学力が高くても、学校で支援が必要になることはある

文部科学省は「特定分野に特異な才能のある児童生徒」について、才能があることだけを取り上げるのではなく、学校生活で抱える困難にも目を向けています。

2022年の有識者会議のまとめでは、特定の数値だけで子どもを一律に選ぶのではなく、一人ひとりの特性や学習上・生活上のニーズを把握し、個別最適な学びと協働的な学びを進める方向が示されました。
参考:文部科学省「特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議」

これは、「IQが高い子は特別扱いしてほしい」という話ではありません。

学習が早い子にも、集団生活の中でつまずく場面があり、得意な部分だけを見て「この子なら大丈夫」と決めつけないことが必要だということだと、私は受け止めています。

「完璧主義だから」と簡単に決めつけない

ギフテッドの子について調べると、「完璧主義」「プライドが高い」という説明をよく見かけます。

娘にも、勝ち負けへのこだわりや、間違いを認めにくいところがあります。

ただし、ギフテッド児と非ギフテッド児の完璧主義を比較した研究のメタ分析でも、結果は一枚岩ではありません。ギフテッド児が全員、問題となる完璧主義を持つとはいえません。
参考:Are Gifted Students Perfectionistic? A Meta-Analysis(Ogurlu, 2020)

だからこそ、検索で見つけた特徴を娘に当てはめるより、実際に何が起きているのかを見るようにしています。

  • 「負けたこと」がつらいのか。
  • 「笑われたと感じたこと」がつらいのか。
  • 「ルールが守られないこと」が許せないのか。

同じように泣いていても、理由によって必要な声かけは変わります。

学校へは「ギフテッドです」より、具体的な事実を伝える

田中ビネー知能検査の結果を学校に提出するべきか、私は迷いました。

娘にはADHD、ASD、LDなどの診断があるわけではありません。そのため、学校へ何をどこまで伝えればよいのか難しく感じます。

今のところ、診断名やIQだけで理解してもらおうとするより、次の3点を具体的に伝えるほうがよいと感じています。

1.どんな場面で困るのか

  • 笑われたと感じると、強く傷つく
  • 勝ち負けのある遊びで、悔しさを長く引きずる
  • ルール違反を見ると、自分のことのように反応する
  • その場では我慢し、家に帰ってから感情が出ることがある

2.困ったときに、どんな行動になるのか

  • 先生へ何度も伝えに行く
  • 嫌だったことをメモに書く
  • 家で強く怒る、泣く
  • 相手の説明を聞く前に「バカにされた」と受け取ることがある

3.どうすると落ち着きやすいのか

  • まず出来事を最後まで聞いてもらう
  • 「気にしすぎ」とすぐ否定されない
  • 相手の意図と、自分が感じたことを分けて整理する
  • 次に同じことが起きたときの言い方を一緒に考える

先生に「特別に守ってください」とお願いするのではなく、娘が自分で学校生活を送れるようになるための情報として共有します。

公立か私立かだけでは決められない

娘を見ていると、「公立の活発な子が多い環境は合わなかったのかな」と考えることがあります。

一方で、娘は自分のやりたいことがはっきりしていて、周囲に合わせることが得意なタイプでもありません。規律や同調を強く求められる私立なら、すべて解決するとも思えません。

学校の種類だけでなく、担任の先生が娘をどう見てくれるか、困ったときに相談できるか、本人が安心できる友達を見つけられるかの影響も大きいと思います。

「公立が悪い」「私立なら合う」と結論づけるより、今いる環境で何に困っているのかを一つずつ整理する。そのうえで、本人の負担が大きくなりすぎたら環境を考える、という順番がわが家には合っています。

傷つかない子にするのではなく、立て直せる子にしたい

学校で人と関わる以上、まったく傷つかずに過ごすことはできません。

娘の感じ方をすべて周囲に合わせてもらうことも、現実的ではありません。

だから私が目指したいのは、娘を傷つかない子にすることではなく、傷ついたときに、

  • 何が嫌だったのかを言葉にする
  • 相手の意図と自分の受け取り方を分ける
  • 必要なときに大人へ助けを求める
  • 自分と相手の両方に気持ちがあると知る
  • 少しずつ日常へ戻る

という力を育てることです。

勉強ができることと、学校で困らないことは同じではありません。

けれど、傷つきやすさだけが娘のすべてでもありません。深く感じられることは、絵や音楽、人の心を理解する力にもつながっています。

苦手さだけでなく、同じ特性から生まれている強みも、学校と一緒に見ていけたらと思っています。

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✅この記事を書いた人
運営者
のんママ

・長女は田中ビネー知能検査でIQ145
・ 3人の子どもを育てながら、家庭知育を実践中
・長女の幼少期から、図鑑・知育玩具・家庭学習などを実践
・子どもの「知りたい」「やってみたい」を大切にした子育てをしています

このブログでは、IQ145だった長女の幼少期の様子や、我が家で実践してきた家庭知育・学習方法を、実体験をもとに紹介しています!

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