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ギフテッドの子は繊細すぎる?IQ145の娘に見られた感情・感覚の強さ

ギフテッドの子は繊細すぎる?IQ145の娘に見られた感情・感覚の強さ
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「そんなことで、ここまで泣くの?」
娘が小さい頃、私は何度もそう思いました。

田中ビネー知能検査でIQ145だった長女は、理解や言葉の発達が早かった一方で、想像したことや嫌だった感覚に、とても強く反応する子でした。

ただ、一般的にイメージされる「繊細な子」とも少し違います。人の気持ちを深く考えられるときがある一方で、遊びの中では相手の嫌がるサインに気づかないこともあります。刺激に弱いのに活動量は多く、休日にも常に何かしたがります。

この記事では、そんな娘を育てながら感じた「ギフテッドと繊細さ」について、わが家の実体験を中心にまとめます。

※この記事は、わが家の娘に見られた様子を紹介する体験談です。ギフテッドの子すべてに同じ特徴があるという意味ではありません。

結論|ギフテッドだから繊細とは限らない

最初に大切なことを言うと、知能が高いことと、繊細であることは同じではありません。

ギフテッドであれば全員が感覚に敏感になるわけでも、強く傷つきやすくなるわけでもありません。反対に、繊細だからギフテッドだと判断することもできません。

「HSC(Highly Sensitive Child)」も、病名や医学的な診断名ではありません。研究では、環境からの情報を深く処理しやすく、刺激に反応しやすい個人差を「感覚処理感受性(Sensory Processing Sensitivity)」という特性として捉えています。

Grevenらのレビューでは、この感受性は単なる弱さではなく、環境から受ける影響の大きさに関係する特性として整理されています。悪い刺激だけでなく、安心できる環境や良い関わりの影響も受けやすい可能性がある、という考え方です。

参考:Sensory Processing Sensitivity in the context of Environmental Sensitivity(Greven et al., 2019)

娘の場合も、「IQが高いから繊細」と一つにまとめるより、高い理解力や想像力と、娘自身の感受性が重なっていると考えるほうが、実際の姿に近いと感じています。

IQ145の娘に見られた「繊細すぎる」と感じた行動

想像しただけで、嘔吐するほど泣いた

娘が幼かった頃、妖怪が出てくる歌を聞いたことがありました。

歌詞の中にあった「目が三つ」という表現を頭の中ではっきり想像してしまったようで、激しく泣き、最後には吐いてしまいました。

実際に怖い映像を見たわけではありません。それでも娘の中では、言葉から作られたイメージが、目の前で見たものに近いほど生々しかったのだと思います。

のんママ
のんママ

まぁまぁ大丈夫だよ!怖くないよ!と言っても、泣き叫んでいて、こんなことでここまで泣かないでよ‥‥と思っていましたが、娘にとってはかなりの恐怖心だったと今では思います。

周りから見ると「歌を聞いただけ」に見えます。しかし本人にとっては、想像の中で強い恐怖を体験していたのでしょう。

食べ物の種や、ぬるぬるした食感が苦手だった

食べ物にも、はっきりした苦手さがありました。

特に種やぬるぬるした食感を嫌がり、無理に食べさせると吐いてしまうこともありました。

幼児の好き嫌いだと思って「一口だけでも」と勧めたくなりますが、娘の場合は、味の好みだけではなく口の中で感じる刺激そのものがつらかったのだと思います。

子どもの感覚処理感受性と日常生活との関係を調べた研究でも、刺激への感じ方の違いが、子どもの生活上の反応と関係する可能性が示されています。
参考:Making sense of it all: The impact of sensory processing sensitivity on daily functioning of children(Boterberg & Warreyn, 2016)

もちろん、この研究だけで娘の行動を説明できるわけではありません。しかし「わがまま」「食べず嫌い」と決めつけず、本人には強い不快感があるのかもしれないと考えるきっかけになりました。

4歳頃に叱られたことを、何年経っても覚えていた

娘は、4歳頃に私から理不尽に叱られた出来事を今でも覚えています。

親にとっては、日々の中の一場面だったかもしれません。しかし娘にとっては、そのときの言葉や納得できなかった気持ちまで含めて、強く残る出来事だったのでしょう。

私はこの経験から、「もう昔のことだから」「そんなつもりで言ったのではない」と大人側の時間感覚で片づけないようにしています。

覚えている内容が完全に正確かどうかよりも、娘の中に傷ついた感情が残っていることは事実だからです。

一度した約束もすべて覚えているので子供だましが通じたことがなく、困る場面も沢山あります。それでも、一生懸命むすめにとって納得できるように説明をするように努力しています。

絵や音楽、人の気持ちを深く受け取る

小学校の先生からは、娘について「絵や音楽、人の気持ちを深く感じ、それを発表できる」と言っていただきました。

これは繊細さのよい面だと思います。

刺激に圧倒されやすいことと、作品や人の感情を豊かに受け取れることは、娘の中では別々ではありません。つらさとして表れることもあれば、表現力や共感につながることもあります。

だから私は、繊細さをすべて「直さなければならない弱点」とは考えたくありません。

人の気持ちを考えられるのに、嫌がるサインには気づかない

娘を見ていると、一見矛盾しているように感じることがあります。

物語の登場人物の気持ちを深く考えたり、誰かに言われた言葉で強く傷ついたりする一方で、友達と遊ぶときには「全部自分についてきてほしい」となり、相手が困っていることに気づけない場合があります。

ここで私が学んだのは、感情が深いことと、対人場面のサインをいつも正確に読めることは別の力だということです。

「こんなに繊細なのだから、人の気持ちも全部わかるはず」と考えると、親も子どもも苦しくなります。

感じる力が強くても、友達との距離の取り方や、表情・言葉から相手の希望を読み取ることは、経験の中で練習していく必要があります。

刺激に弱いのに、活動量は多かった

娘は1歳頃からほとんど昼寝をせず、起きている間は常に何かをしたがる子でした。

休日にも予定を求め、家にいても次々と遊びを考えます。じっと静かに過ごすタイプではありません。

そのため私は、「繊細な子はおとなしく、刺激を避けたがる」というイメージに、娘が当てはまらないと感じていました。

けれど実際には、活動的であることと、特定の音・食感・言葉・イメージに強く反応することは両立します。

子どもを「HSC」「活発な子」「ギフテッド」と一つの言葉だけで理解しようとすると、目の前の姿を取りこぼしてしまうのだと思います。

わが家で意識している関わり方

「気にしすぎ」と言う前に、何がつらかったかを聞く

大人には小さく見えることでも、娘の中では大きな出来事になっている場合があります。

まずは「何が嫌だった?」「どの言葉が残っている?」と、本人が受け取ったものを聞きます。

親が同じ感じ方をする必要はありません。ただ、感じ方そのものを否定しないことは大切だと思っています。

感情は受け止めても、すべての行動を認めるわけではない

傷ついた気持ちがあったとしても、友達を思いどおりに動かしてよいわけではありません。

「嫌だったんだね」と気持ちを受け止めることと、「でも、お友達にも選ぶ気持ちがあるよ」と行動のルールを伝えることは、分けて考えています。

繊細だから何でも許すのではなく、本人の感じ方を尊重しながら、他者との境界も教えていく必要があります。

苦手な刺激は、小さく予告する

怖い映像や苦手な食感など、強く反応しそうなものは、いきなり経験させるより先に内容を伝えるようにしました。

「慣れさせなければ」と無理に押し切るのではなく、本人が見通しを持てるようにします。

食事や感覚の問題で、栄養・健康・学校生活に大きな影響が出る場合には、性格の問題だけで片づけず、小児科など専門家へ相談する選択肢も必要です。

ギフテッドの繊細さは、長所か短所かでは分けられない

娘の繊細さは、育てにくさにつながることがあります。

ほんの一言を長く覚えていたり、想像が膨らみすぎて強い恐怖になったりすると、親もどう対応すればよいのか迷います。

一方で、絵や音楽、人の感情を深く味わい、自分の言葉で伝えられる力にもつながっています。

私が今感じているのは、繊細さをなくすことよりも、自分の感じ方を知り、圧倒されたときに戻ってこられる方法を増やすことが大切だということです。

ギフテッドだから繊細なのか、HSCだからなのか、一つの答えに決めなくてもかまいません。

目の前の子が、何を強く受け取り、どんな場面で困り、何があれば安心できるのか。そこから考えるほうが、わが家には合っていました。

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✅この記事を書いた人
運営者
のんママ

・長女は田中ビネー知能検査でIQ145
・ 3人の子どもを育てながら、家庭知育を実践中
・長女の幼少期から、図鑑・知育玩具・家庭学習などを実践
・子どもの「知りたい」「やってみたい」を大切にした子育てをしています

このブログでは、IQ145だった長女の幼少期の様子や、我が家で実践してきた家庭知育・学習方法を、実体験をもとに紹介しています!

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